購入価格: ¥2,268 (税込)
標準価格: ¥2,268 (税込)
『バーテープについたシワや跡が取れにくい。伸縮性・柔軟性が低いため、きれいに巻くのも難しい』
■ 気分転換に入手した”SUPER LIGHT Glossy”
現在、私のシングルスピードのハンドルバーには「FIZIK BAR:TAPE SUPER LIGHT Classic」というバーテープを巻いている。ただ、一度だけ気分転換に「FIZIK BAR:TAPE SUPER LIGHT Glossy」を使おうとした。だが、エナメル革のような光沢感の主張が強すぎた上に、きれいに仕上げることができなかったため、走行せずに使うのを断念した。今回の投稿では、主に巻きやすさや外見について述べたいと思う。
約1年半前に手に入れた”FIZIK BAR:TAPE SUPER LIGHT Glossy”
■ 2mm厚の光沢仕様
「FIZIK BAR:TAPE SUPER LIGHT Glossy」は、2mm厚の薄手のバーテープだ。SUPER LIGHT Classicが合皮のような半光沢の質感であるのに対し、SUPER LIGHT Glossyはエナメル革のような光沢感がある。このバーテープのホワイトは、私が所有するホワイトのARIONEの中央のラインと全く同じ質感であり、これが私が購入した動機にもなっている。
エンドキャップ、化粧テープ、隠しテープが付属
■ シワや跡がつきやすい材質
SUPER LIGHT Glossyは、折れ・曲がり・接触によってシワや跡がつきやすく、強く引っ張りながら巻いてもほとんど消すことができない。バーテープ表面のエナメル革のような材質は、バーテープの厚み方向に柔らかく、一度強く変形すると元に戻りにくい特徴を持つ。
バーテープについたシワや跡は開封直後から確認でき、パッケージの際に巻き取ったシワや両面テープの跡が、バーテープ全体の1/3に見られた。バーテープはコイル状に巻かれてパッケージされているが、強く曲げられた中心部ほどシワや跡がつきやすいようだ。
私が入手したものが偶然このような状態だっただけなのかもしれないが、バーテープを巻く作業でも何らかのシワや跡はつく。このことはバーテープの仕上がりにも影響する。おそらく、走行を繰り返しても、何らかのシワや跡がつくと思う。
最初からこのようなシワや跡がたくさんあった。赤枠のようなシワは作業中にもつく
■ 硬くてきれいに巻きにくい
一方、バーテープを引っ張る方向にはほとんど伸縮性がない上に、表面の材質はハンドルバーに沿うほどの柔軟性がないため、きれいに巻くのが非常に難しい。ピストハンドルは曲がりが大きいということもあって、バーテープを十分に密着させられず、ゴワゴワした感じの厚ぼったい仕上がりになってしまった。
SUPER LIGHT Classicも伸縮性は低いが、SUPER LIGHT Glossyよりはずっと巻きやすい。1/3ずつ重ねて巻いた場合は、SUPER LIGHT Classicのほうがすっきりとした細い見た目になる。バーテープをきれいに巻くためには、伸縮性・柔軟性はかなり重要な要素であると感じた。
SUPER LIGHT Classicの方がきれいに巻きやすい
■ 光沢感が意外にチープ
スムーズに巻けたかった上に、エナメル革のような光沢感が加わると、フィジークとは思えないようなチープな外見になる。穴あき加工のラインが2列しかないため、全体としてはのっぺりとした印象になる。光沢感だけがやけに強く、上品さや深みといったものが全く感じられない。
私のマルチカラーのシングルスピードにおいて、このバーテープの存在感は非常に強く、ワンポイントアクセントにもなりえないような感じだった。光沢仕上げのフレームには似合うかもしれないが、私のシングルスピードとは相性が悪すぎた。結局、走行することなく使用を断念し、SUPER LIGHT Classicに戻すことにした。
エナメル革のような光沢感は自転車を選ぶかもしれない
■ SUPER LIGHT Classicと同じようには扱えない
FIZIK BAR:TAPE SUPER LIGHT Glossyは、表面にシワや跡が残りやすく、硬くて巻きにくいバーテープであると感じた。使うのをやめた主な理由は光沢感の主張が強すぎたからだが、スムーズに巻けるだけの柔軟性があれば、もしかしたら使い続けていたかもしれない。同じ2mm厚でも、このバーテープは定番のSUPER LIGHT Classicと同じような使い勝手ではないことは伝えておきたい。
価格評価→★★★☆☆ (同じ価格ならSUPER LIGHT Classicの方がいい)
評 価→★★☆☆☆ (色々な意味でエナメル革のような材質が残念)
<オプション>
年 式→ ー
カタログ重量→ ー