購入価格 ¥598(新品二枚・送料込み)
MTBをドロハン化したのにともない、元々付いていたテクトロをAvidのBB7 ROADに換えました。
しかし、テクトロよりマシになったとはいえ満足出来る効きではありません。
原因はほぼ間違いなく、鏡面仕上げと言っていいくらいツルツルになっているテクトロのローターじゃないのかと。
なのでローターを換えようと思ったのですが、ニワカなのでどれが良いやらさっぱり分かりません。
まあ同じAvid製品なら問題ないだろうとアマゾンでG3ローターを買おうとしたところ、ポチる寸前でHS1が598円というのが目に止まってしまいました。
「中古か? それともボルトのセットか何かか?」
そう思ったのですが、新品二枚でさらには送料まで込み。ウソだぁwww
出品者情報を見ると、中国から発送のため時間がかかると不評ではあるものの、届かないという人は見つけられませんでした。
もうどんなのが届くのか楽しみで楽しみでwww
はい、無駄遣いを承知でポチってしまいました。
意外な事に、予定通りきっかり半月で届きました。
中を確認してみると
なんか普通だ。マトモっぽいもんが来てしまった。
重量は公称値と2gしか違わないし刻印も正規品と同じっぽいし、歪みも特に認められません。
とりあえずHS1ローターの付いた完成車のある自転車屋に押しかけてみました。
「おお、本物じゃないですか」
現物を眺めながら店員さんは言ったのですが、完成車付属の正規品を見て、私はやっぱパチもんかなと確信を深めました。
形も大きさも縁の部分の塗装処理も同じ、素材も重量も厚さも同じなんですが、明確に違うところが一つ
研磨時の筋が全てキレイに同じ方向に揃っています。
つまりは、面研を一回しかしていないという事です。
Avidのサイトに載っている画像でも、実際の正規品でも、手元にあるテクトロの完成車外し品ですら、この面研の筋は何方向かのものが重なっています。
つまりは、面研を一度だけでなく、角度を変えて幾度か行っているという事です。
うーん・・・パチ物くさいかぁ・・・じゃあやっぱり・・・
取り付けましたw
形も素材も同じステン板ですから、HS1の性格くらいは分かるでしょう。
まだ100km程度しか走ってはいないのですが、鏡面仕上げになった5年ものテクトロよりははるかに効きは良いです。
街中を走っていての速度調整、普通時の停車、パニックブレーキ、全てにおいてコントロールしやすく、制動力もマトモです。
雨天時も試してみましたが、全く不安はなくブレーキレバーを握れます。
前後同時にガッツリとブレーキレバーを握ってみると、アルファルトをわし掴みにするかのように効いてくれています。
普通に使用している分に音鳴りはありませんが、スピードが出た状態から強くブレーキをかけると音が出ます。ハッキリと聞こえるレベルの音量ではありますが、周りの視線がこちらに向くほどの音量・音質ではありません。
他の製品レビューで新品直後のみ音が出ていたというケースもあるので、これもじきに消えるのかもしれません。消えなくとも個人的には気にならないレベルです。
ただ、上の画像でお分かりの通り、パッドの幅よりもローターの幅が狭く作られています。
これは制動力を無駄に捨てているのと同じなのではないでしょうか?
放熱効果のためやダスト詰まり対策という可能性も考えられますが、単に軽量化やデザインのためだとすれば非常に残念です。
ブレーキは止まってなんぼ、安全性を犠牲にしてまで追い求めるものはないはずです。
キャリパーの方は満足していますが、ローターはAvid正規品ではなく、おそらくシマノに換えると思います。
価格評価→★★★★★
評 価→★★★☆☆(効きは悪くはないです)
<オプション>
年 式→
カタログ重量→97g(実測重量 99g)