購入価格: 完成車付属品
標準価格: 7~10ドルくらい
『シンプルなシートクランプ。パーツとしての面白みには欠けるが、シートポストを確実に保持する』
■完成車付属のKalloyのシートクランプ
Kalloy SC-201はGIANT FIXER Rに付属していたシートクランプだ。GIANTのクロスバイク等にもこれや、同じような形状のKalloyのシートクランプが付いている。約2年間使用し、サドルの高さ変更やメンテナンス等のために何度かシートポストを取り外したりした。
・Kalloy SC-201 Bolt-on Seatpost Clamp
■シンプルだが安っぽい
理由は分からないが、外周部の中央が凹んだ形状をしている。表面処理が粗いせいか、くすんだ色がいかにも安物といった感じだ。それでも、ロゴがないシンプルなデザインのおかげで、取り付けた状態では安っぽさがそれほど目立たない。だが、ショップで1000円前後で売られているシートクランプを手に取って見ると、質感は大きく劣ると言わざるを得ない。
・加工精度は高くない。表面仕上げはおそらく塗装
■保持力は確実で2年間ノートラブル
締め付けは5mmアーレンキーで行う。締め付けトルクは不明。トルクレンチは持っていないので、手加減で締め付けた。シートポストを破壊しないよう締め付け過ぎに注意し、シートポストが動かないかチェックを十分に行ったということもあるが、走行中にシートポストがズレる等の問題は全く生じなかった。シートポストの保持はっ確実にできると思う。
・fi'zi:kのシートポストも保持できた
■使い続けても問題ないシートクランプ
Kalloyのシートポスト等と同様、見た目があっさりしすぎている上、何の特徴もないので面白みに欠けるが、GIANTの完成車に採用されるだけあって信頼性は高い。使い方に気をつければ、長く使うことができるのではないだろうか。
Kalloy SC-100と違って、国内通販サイトでは販売されていないようだ。シートクランプとしては普通のものだと思う。補修やアップグレードしたいなら他にも選択肢がある。交換する理由がないなら、そのまま使い続けるのも悪くはないと思う。
・Kalloyのシートクランプとシートポスト
価格評価→★★★★★ (Kalloyのシートクランプは安いが、他にも選択肢はある)
評 価→★★★☆☆ (結局、普通のシートクランプ)
<オプション>
年 式→不明
重 量→26g
(おまけ)
・シートクランプ一つで随分雰囲気が変わると気付いたのは最近のこと