購入価格: ¥990 (税込)
『暖かいのは最初だけ。走行中は暑すぎるし、休憩中は汗が冷えて寒い』
イトーヨーカドーで販売されている発熱素材の肌着はボディーヒーターという商品名だ。これをクロスバイクを手に入れた最初の冬に、サイクリングのインナーウェアとして用いてみた。
何回か使って分かったことは、この肌着はサイクリングには向いていないということだった。
運動開始直後は身体が暖まっていないので、このウェアの発熱がありがたく感じる。だが、身体が十分に温まって動きも激しくなると、暑くなりすぎて生地が汗でびしょびしょになる。走行後、生地が汗をタップリと吸った状態で休憩しようものなら、冷えた汗が張り付いて逆に寒くなってしまう。
以前、自転車以外のスポーツの冬季練習で、速乾性のないジャージを着てトレーニングを行ったら休憩中にジャージの汗が冷えてしまい、身体が冷えて動きにくくなったことがある。すぐにジャージを買い換えたのだが、冬場のスポーツウェアでも速乾性は必要だと感じた。
ボディーヒーターも同様で、サイクリングのような汗を多くかくスポーツに用いるには速乾性が足りない。しかも、発熱するので汗をかきやすい。だから、数回着て使うのをやめてしまった。速乾性のあるスポーツ用のTシャツの方が、発熱や保温性がなくても、冬には快適だと思った。
ユニクロのヒートテックのような他のブランドの発熱する肌着のことは分からないが、少なくともこの肌着をスポーツのために買うのはおすすめできない。
・数回の洗濯なのに生地がヨレヨレ。最近、改良されたらしいが…
価格評価→★★☆☆☆ (この値段での発熱は凄いが、生地は洗濯に弱くコスパが高いとはいえない)
評 価→★☆☆☆☆ (走行中は暑すぎ、休憩中は吸った汗が冷えて寒い)