購入価格 ディグリーザー、オイル、ブラシ、パーツクリーナーとのセットで¥2000弱
いきなりだが、私が一番好きなバイクメンテナンスはチェーン注油である。
稀代の貧脚と名高い私だが、だからこそメンテナンスは大好きだ。
具体的に言えば、自転車の本来のポテンシャルをフルに発揮できて初めて、人並みの走りが見せられるだけに走行前は必ず空気を入れ直し(5barから8barへ)、ブレーキやシフトのチェックは勿論、ホイールがフレてないかを目視し、各部のネジの緩みがないかを確認してから乗っている。
この作業は自転車に乗る前にテンションを上げる役割もあり、ある意味儀式みたいなものでこの行為自体の是非を問うものではないが、なんだかやらないと落ち着かないのだ。
そしておよそ200キロに1回のペースで注油している。
この注油がライド後の至福の時間だ。
心を落ち着かせながら一コマ一コマ注油する度に、
出先で食べたものや、出先で食べたもの、はたまた出先で食べたものが
走馬灯のように蘇ってくる…って全部食べ物だが。
そして上書き注油を数回繰り返すと、注油してしばらくするとチェーンに汚れが浮いてくるようになる。そうなると次の注油前にいよいよチェーン洗浄の出番だ。
ミッシングリンクを外してディグリーザーなどでシャカシャカがベストな気がするが、
11速のミッシングリンクは再使用不可
という注意書きがあるので貧脚以上に赤貧な私にはそんなお大尽な洗浄は出来ない。
そこで私はチェーン洗浄機。
アマゾンなどでオイルなどとセットで売られているコレである。
チェーンを通過させるだけでブラシが回転して隙間の汚れも削ぎ落とす。のだが…
ふたに貼られているシール。「smooth」であるが、チェーンをセットして回してもそれほど「smooth」ではない。
勿論チェーンの動線は一直線になるようにしているのだが。
というのも。
フタを開けるとこのようにブラシが入っている。このブラシは
こんな感じである程度外せるのだが、よく見ると…
うはっ!ブラシのギヤにバリが残ってるやん!
このバリを残したまま使用すると、ブラシの回りが鈍かったり、
最悪の場合ブラシが中で脱輪したりする。
とりあえず最初に使うときはバリをチェックしてニッパーでバリを取るところからスタートだ。
バリを取り終わればチェーン洗浄はまだ始まってないにもかかわらず8割は終了したと思っていただいて構わない。
作業自体は簡単、シンプルだ。
チェーンをこの機械に噛ませて蓋をして、逆回転。
3~4周してディグリーザーが真っ黒になったら、中身を水と入れ変えて、逆回転。
水が黒くなったら水を入れ変えて、逆回転。
後は乾いてオイルを注油すれば終了。簡単である。
乾いてから注油しても最初は置換された汚れがチェーン表面に浮いてくるのでちょっとウエスで拭きとってあげればピカピカだ。
ディグリーザーのパワーなのか、結構簡単に綺麗になる。
すすぎも併用すると内側も結構綺麗になるので気持ちいい。
機能的には問題ないがバリが無ければもっと手軽なんだけどね。
価格評価→★★★★★(洗浄機では最安クラス)
評 価→★★★☆☆(smoothとは何だったのか)
<オプション>
年 式→今は改良版が出ている模様。